パテート・ラオ

 

 もとは「ラオス国」「ラオス人のくに」という意味。1949年にフランス連合内でのラオス独立が認められたのち、完全独立を目指すグループが1950年にネオ・ラオ・イサラを結成。その時に出された12項目の政治綱領の中に「真に独立し、統一したパテート・ラオを樹立する」と言及した。その後、ラオスの左派勢力全体を指す言葉として広まった。

 狭義には、ネオ・ラオ・イサラ、56年にネオ・ラオ・イサラを改称して結成されたネオ・ラオ・ハクサート(ラオス愛国戦線)のことを指す。

 

 

参考文献

スチュアート‐フォックス,マーチン(菊池陽子訳)『ラオス史』めこん、2010

『新版 東南アジアを知る事典』、平凡社、2008

 

 

    著書